木製のガーデン家具は自分で塗りかえられます
お庭やベランダ、ガレージに置かれたガーデンテーブル・チェアやベンチなどの木製屋外家具。屋外に出しっぱなしだと、雨や強い日差しによる木材の腐敗や劣化、色あせが心配になりますよね。特に屋外木部は、定期的なメンテナンスが重要です。
そこで、手軽にできる「水性ステイン」を使ったDIYがおすすめです。水性ステインは、木目を活かした美しい仕上がりになるだけでなく、木製のガーデン家具を長持ちさせるための強い味方です。
「水性」と聞くと、雨に弱いイメージがあるかもしれませんが、ご安心ください。乾燥後は高い撥水性を発揮し、雨水から木材をしっかりガード。さらに、防虫効果もあります。作業中の気になるニオイも少ないので、住宅街での塗装も安心です。
水性ステインはDIY初心者でも扱いやすく、手軽におしゃれに木製家具の塗り替えができるのが魅力です。ぜひ、ペイントDIYで長く愛着を持てるお気に入りガーデン家具にしませんか?
水性ステインで木製ガーデン家具を塗る方法
塗装の準備
塗装の準備をします。汚れても良い服装で作業します。紙やすり#150でやすりがけして木の表面を研磨します。
その後、やすりがけで出た粉やウッドデッキについている汚れをキレイにふき取ります。高圧洗浄機を使って掃除した場合は、1日以上しっかり乾燥させます。
塗らない部分を養生する
塗らないところをマスキングテープなどで保護します。この作業を「養生(ようじょう)」といいます。
角や隅は、しっかりと貼ります。ネジ穴など細かい部分は、広くマスキングテープを貼った後、不要な部分をカッターで切り取ると簡単に養生できます。
床等の広い範囲を覆う時は、ビニールシートを使うか、ビニールとテープが一緒になった「布マスカー」を使うと便利です。
マスカーはマスキングテープの上から貼ります。床に敷いた布マスカーはズレやすいので、ビニールの端にマスキングテープを貼り付けてしっかり留めます。
水性ステインを塗る
缶を開けるときは、ヘラやマイナスドライバー等を使い、缶を回しながら少しずつフタをこじ開けます。ポリ容器を開ける場合は、フタのフチの部分を全てめくり上げて開けます。
フタを開けたら中の塗料をよくかき混ぜ、塗りやすいように別容器に移します。
まずは、刷毛を使って細かい部分を塗ります。木部繊維に浸透させるため、擦り込むように塗っていきます。
続いて、広い面を塗っていきます。木の木目に沿って塗っていきます。分厚く塗りすぎると、乾燥後もペタペタ感が残る恐れがあるため注意します。
養生をはがす
塗料が乾ききる前にマスキングテープをはがします。はがしづらい時は、カッターで切り目を入れます。
もし、塗り残しや塗料がはみ出た所があれば修正します。細かい所の修正には小筆があると便利です。塗りたくない部分に塗料がついてしまった場合は、水拭きですぐにふき取ります。
完成 キレイなガーデンベンチになりました

塗った色:タカラ塗料 水性ステイン「
ブラウンチェスト」
日に焼けて風雨にさらされボロボロな見た目になっていたガーデンベンチがキレイに生まれ変わりました。ガーデンテーブルやガーデンチェアも同じ方法で塗り替えられます。
また汚れが気になってきたり、違う色に変えたくなった時は上から塗り替えるだけでOK。これからもガーデン家具の塗りかえを楽しみましょう。
他にもガーデン家具を塗った事例をご紹介
DIYで製作したテーブル天板を木目を活かして塗装
塗った色:タカラ塗料 水性ステイン「
ビーチハウスグレー」