金属系サイディングの外壁は自分で塗りかえられます
金属系サイディングとは、金属板と断熱材等を組み合わせて作られた外壁材のことで、一般住宅やユニットハウス、工場など様々な場所に使用されています。耐久性に優れている反面、表面に付いた傷や塗膜の経年劣化が原因で錆びが発生する恐れもあるため、定期的に塗り替えてメンテナンスすることが大切です。
ただ、業者に頼むと費用が高すぎるとお悩みではないですか?そこで、こちらのページでは外部用水性塗料を使ったDIYでの塗り替えメンテナンス方法をご紹介します。
水性塗料といっても、しっかり乾いた後は水に溶けることはなく、高い耐候性で外壁材をしっかり守ります。いわゆるペンキ臭もほとんどしないので、住宅街での塗装も安心です。リーズナブルに外壁をリフレッシュしてみませんか?
こんな方におすすめです
・外壁のリフォームを考えているけれど業者に頼むと高くて躊躇している
・外壁の色を好きに選びたい
・DIYで外壁塗装メンテナンスできるようにしたい
水性塗料で金属系サイディングをおしゃれなマットカラーに塗る方法
塗装の準備
デッキブラシまたは高圧洗浄機を使って外壁の汚れをきれいに落とします。水分が残っていると塗装できないので、塗装まで1日以上空けてしっかり乾燥させます。外壁に錆がある場合は、ワイヤ―ブラシや紙やすりで錆を落としておきます。
コーキングは剥がして打ち換えます。コーキング剤は「塗装ができる」と明記してあるものを使用してください。
塗らない部分を養生する
塗らないところを保護します。この作業を「養生(ようじょう)」といいます。
細かいところはマスキングテープで、室外機等の広い範囲を覆う時は、ビニールとテープが一緒になった「布マスカー」を使うと便利です。
床に敷いた布マスカーはズレやすいので、ビニールの端にマスキングテープを貼り付けてしっかり留めます。(より床の保護に特化したノンスリップマスカーもおすすめです。詳細はこちら>>)
水性メタルコート錆止めを下塗り
錆止めだけでなく上から塗る塗料をはがれにくくする効果がある「水性メタルコート錆止め」を下塗りします。塗料をよくかき混ぜ別容器に移し、垂れないように少しずつ刷毛やローラーで塗り広げます。全体にしっかり塗り終わったら2時間程度乾かします。
色を塗る(1回目の塗装)
缶を開けるときは、ヘラやマイナスドライバー等を使い、缶を回しながら少しずつフタをこじ開けます。ポリ容器を開ける場合は、フタのフチの部分を全てめくり上げて開けます。
フタを開けたら中の塗料をよくかき混ぜ、塗りやすいように別容器に移します。少し塗ってみて塗りにくい場合は、塗料に対して5〜10%の水でうすめ、さらによくかき混ぜます。
まずは、刷毛を使って細かい部分を塗ります。
続いて、広い面をローラーで塗っていきます。1回目の塗装ではムラを気にせず薄く塗りひろげていき、全体が塗れたら乾かします。乾燥の目安は触っても手に塗料が付かない程度です。
色を重ね塗りする(2回目以降の塗装)
1回目の塗装の薄い部分やムラになっている部分を中心にていねいに塗り重ねます。
透けやムラが残る場合は2回以上塗り重ねます。特に白っぽい色や黄色、赤系色は透けやすいので、塗り重ねの回数が多くなりやすいです。重ね塗りの間は、都度しっかり乾燥させるときれいに仕上がります。
養生をはがす
塗料が乾ききる前にマスキングテープをはがします。はがしづらい時は、カッターで切り目を入れます。
もし、塗り残しや塗料がはみ出た所があれば修正します。細かい所の修正には小筆があると便利です。塗りたくない部分に塗料がついてしまった場合は、水拭きですぐにふき取ります。
完成 おしゃれでキレイな外壁のお家になりました
塗った色:TAKARATORYOオリジナルカラー「
KURAYAオールドブルーシー」
長年の汚れでくたびれた印象だった家の外壁を塗りかえて、築30年越えとは分からない程キレイになりました。屋根とのカラーコーディネートもできていておしゃれです。次のメンテナンスも上から塗りかえるだけでOK。これからも外壁の塗りかえを楽しみましょう。