錆びてしまっても大丈夫!
シャッターは自分で塗り替えてリフレッシュできます
「お家のシャッターの錆びが気になるけど、全部落とすのは大変…」「お店の顔であるシャッターが錆びついたままだと印象が…」そんなお悩み、ありませんか?
家のガレージや営業時間外の店舗等、意外と人目に触れる機会が多いシャッターが汚いと、印象が悪くなってしまいますよね。かといって、シャッターの交換は高額で、なかなか踏み切れない…そんな方も多いはず。そこでおすすめなのが、塗料(ペンキ)を使って自分でシャッターを塗り替えるDIYです。
実は、錆びを全部落とせなくても問題ありません。しかも、使うのは臭いの少ない水性塗料だけなので住宅街での作業も安心です。もちろん、水性といっても乾いた後は水に溶けずに高い耐候性でシャッターを保護してくれますよ。
自分で塗り替える方法を知れば、キレイを維持できるだけでなく、いつでも好きな色のシャッター変えられるようになります。さあ、あなたもシャッターの塗り替えDIYをしてみませんか?
水性塗料で錆びたシャッターをおしゃれなマットカラーに塗る方法
塗装の準備
塗装の準備をします。汚れても良い服装で作業します。 まずは、簡単に取れる浮き錆(腐食が進んで、手で触るだけで簡単に剥がれるような錆のこと)を落とします。錆びている部分を紙やすりやワイヤーブラシでこすります。
ある程度錆落としができたら、ダスター刷毛で粉や砂埃を落とします。さらに、濡らした雑巾を固く絞り汚れを拭き取ります。また、このとき不要なステッカー等も剥がしておきます。カッターを使うと簡単に剥がせます。
塗らない部分を養生する
塗らないところをマスキングテープなどで保護します。この作業を「養生(ようじょう)」といいます。
角や隅は、しっかりと貼ります。四隅など、フチに合わせて余分なマスキングテープはカッターで切ります。
周囲の壁や家具などの大きい物を覆う時は、ビニールとテープが一緒になった「布マスカー」を使うと便利です。布マスカーはマスキングテープの上から貼ります。
また、床を養生するときはビニールシートを敷くか、滑りにくく丈夫な加工シートとテープが一緒になった「ノンスリップマスカー」を敷くのがおすすめです。
錆転換剤タカララストブロックを下塗り
見た目がグレーになるまで、タカララストブロックをよくかき混ぜ、塗りやすいように別容器に移します。(小ボトルタイプはボトルにそのまま刷毛を入れて塗ってもよいです。)
錆の上に直接塗ります。原液のまま塗れますが、塗りにくければ5%までの量の水で薄めます。錆びのある部分に塗れたら約3時間以上乾かします。乾燥の目安は触っても手に塗料が付かない程度です。
1回目に塗った塗料が乾いたら、その上から重ね塗りして、約3時間以上乾かします。もし、重ね塗りした塗料が乾いた後に茶色いシミが現れたら、再度重ね塗りする→3時間以上乾かす をシミが出なくなるまで繰り返します。
錆の凹凸が深い場合
錆の凹凸が深い場合は、錆の中までラストブロックの成分が浸透しにくい場合があります。 1回目の塗装の際に、ラストブロックを倍量の水で薄め、刷毛で奥まですり込むように塗ります。
乾燥後、2回目からは原液(もしくは5%までの量の水)でラストブロックを重ね塗ります。
色を塗る(1回目の塗装)
缶を開けるときは、ヘラやマイナスドライバー等を使い、缶を回しながら少しずつフタをこじ開けます。ポリ容器を開ける場合は、フタのフチの部分を全てめくり上げて開けます。
フタを開けたら中の塗料をよくかき混ぜ、塗りやすいように別容器に移します。少し塗ってみて塗りにくい場合は、塗料に対して5〜10%の水でうすめ、さらによくかき混ぜます。
まずは、刷毛を使って端や溝などの細かい部分を塗ります。
続いて、広い面をローラーで塗っていきます。1回目の塗装ではムラを気にせず薄く塗りひろげていき、全体が塗れたら乾かします。乾燥の目安は触っても手に塗料が付かない程度です。
色を重ね塗りする(2回目以降の塗装)
1回目の塗装の薄い部分やムラになっている部分を中心にていねいに塗り重ねます。
透けやムラが残る場合は2回以上塗り重ねます。特に白っぽい色や黄色、赤系色は透けやすいので、塗り重ねの回数が多くなりやすいです。重ね塗りの間は、都度しっかり乾燥させるときれいに仕上がります。
養生をはがす
塗料が乾ききる前にマスキングテープをはがします。はがしづらい時は、カッターで切り目を入れます。
もし、塗り残しや塗料がはみ出た所があれば修正します。細かい所の修正には小筆があると便利です。塗りたくない部分に塗料がついてしまった場合は、水拭きですぐにふき取ります。
完成 キレイで明るい印象のシャッターなりました
塗った色:TAKARATORYOオリジナルカラー「
パンプキンスープ」
錆びてボロボロに見えていたシャッターが、見違えるほどキレイになりました。1人で朝から塗り初め、夕方には塗り終わりました。おしゃれなイエローに思わず目がひかれます。また、色褪せや汚れが気になってきたら、上から塗るだけでメンテナンスできます。違う色にしたくなった時も同様に上から塗るだけでOKです。これからもシャッターの塗り替えを楽しみましょう。