Before
今回は、素地がコンクリートの床を塗装していきます。
マスキングテープで養生をする
1.
下準備をします。換気を良くして、汚れても良い服装で作業します。
まずは床の汚れやゴミを掃除します。掃除したら、塗料がついてほしくない幅木や壁等にマスキングテープを貼っていきます。
下塗り塗料を塗る
2.
下地の含浸シーラーをローラーにたっぷり含ませてコンクリートの床に塗ります。
隅や細かい部分を先に刷毛を使って塗り、広い部分はローラーを使うと早く効率よく塗る事ができます。最低2時間以上はよく乾燥させましょう。
「シャドウベース」を全体に塗る
3.
含浸シーラーが完全に乾いたらコンクリートエフェクトペイントシャドウを塗っていきます。まずは「シャドウベース」を全体に塗ります。シャドウベースを塗る際は、塗料を床に垂らして塗り広げると効率よく塗装出来ます。1度塗りが終わった後は完全に手に付かなくなるまで乾燥させましょう。
4.
1度塗り目が完全に乾いたら、上から2度塗り目を塗っていきます。
ローラーと組み合わせて使うことで柄の長さを調節できる「継ぎ柄」を使うと、楽な姿勢で床を塗る事が出来ます。
シャドウの模様のイメージを考える
5.
模様をつける部分を事前にイメージしておきます。広い面積には大きく模様をつけるとより雰囲気が出ます。
「シャドウサンド」で模様を付ける
6.
模様をつけたい部分に、水を入れた霧吹きを吹いて湿らせます。
塗料をつけたビニール袋でポンポンとたたき広げるように模様をつけます。塗料が乾く前に上から再度霧吹きをかけ、ビニール袋や布などを軽く押し当てて模様のフチをぼかします。手に付かなくなるまで一度乾燥させます。
「シャドウダークグレー」で模様を付ける
7.
シャドウサンドが乾いたら、先ほどと同じ手順で今度はシャドウダークグレーで模様をつけます。
シャドウサンドの模様のフチに少し重ねるのがポイントです。その後手に付かなくなるまで乾燥させましょう。
「シャドウベース」で模様を塗り重ねてぼかす
8.
先ほどつけた2色の模様の上に先ほどと同じ手順で塗り重ねぼかします。模様をぼかすことで自然なコンクリート風に近づいていきます。
一通り終わったら塗料が手につかなくなる程度まで乾かします。
一連の流れを繰り返す
9.
奥行き感を出すために、6〜8の工程を繰り返し行います。工程ごとに乾燥させましょう。
クリアを塗る
10.
満足のいくコンクリートの奥行き感になったら、摩擦から塗った塗料の表面を守るクリアを塗ります。クリアも床に垂らして伸ばすように塗ると効率よく塗ることが出来ます。
ローラーで1度塗りしましょう。塗っているときは半透明ですが、乾くと透明です。塗り終わった後は最低3時間以上乾燥させてください。完全に乾燥したら歩行が可能です。
完成
コンクリートの床が、シックでモダンなモルタル風の床に仕上がりました。今回使用した塗料は、コンクリートエフェクトペイントシリーズの「シャドウ」です。
汚れが目立っていたコンクリートの床がおしゃれに仕上がりました。お部屋の雰囲気もシックで大人な印象になりました。