塗り方・塗装DIY事例から塗料を選べるサイト

色選びに際して、気になる色を実際に砂壁に塗り比べてみました。
どの色も木枠との相性は良さそうに見えましたが、①明るいグレーと④青みの強いグリーンは、理想の和モダンのイメージとはちょっと違いました。
落ち着いた雰囲気にしたかったので②「フレンチグレー」という色を選びました。

やはり、色の検討をする時は候補色を自分で実際に塗装してみるのが一番です。（小サイズ塗料はこちら）

塗らない木枠や巾木にマスキングテープを貼ります。コンセント類もマスキングテープで覆います。

畳や窓はマスキングテープとビニールが一緒になった「布マスカー」を使うと便利です。

砂壁の砂を固めて塗料の吸い込みを防ぐ効果がある「含浸シーラー」を下塗りします。
これを塗ることで、少し触るだけでポロポロと砂が落ちてしまう古い砂壁も問題なく、水性ペンキでセルフリノベができるようになります。

翌日、砂がポロポロ落ちてこないことを確認したら、いよいよ色を塗ります。

TAKARATORYOオリジナルカラー内部用水性塗料は、砂壁の上から塗れる塗料です。

細かい部分をを刷毛で塗装します。

広い面はローラーで塗ります。
砂と砂の間に塗料を塗りこむように、毛の長いローラーを使うのがポイントです。1回目はムラを気にせず、全体が塗装できたら乾燥させます。

触っても手に塗料が付かないくらいに乾いたら、重ね塗りしていきます。今回は3回重ね塗りをしたら、ムラも透けもなくきれいに仕上がりました。

しっかり乾かしたら完成です！染みや汚れが綺麗に。そして、落ち着いたグレーの塗料で和モダンな空間になりました。

このままでは住みたくないなという印象だった築38年の古家の和室が、古家でもこんなにかっこいい和室だったら全然アリ！と思うまでになりました。

砂壁・土壁の塗り方は動画でもご覧いただけます。