原状回復が可能な塗り替え方とは?
その方法とは、賃貸住宅にお住まいの方にぴったり! 原状回復できる塗装下地用マスキングテープ「ペインタブルテープ」を使った塗装方法です。
ペインタブルテープは、ペンキが塗れる幅の広い塗装下地用マスキングテープです。マスキングテープなので、テープごと剥がすだけであっという間に原状回復が可能。このマスキングテープの上から塗装すれば、賃貸住宅であってもインテリアに合わせた自分好みの色に変えることができます。
賃貸住宅のキッチン収納扉の色をペインタブルテープを使って変える方法
準備するもの
- ペインタブルテープを使ってすぐ塗る道具付きセット
- ビニールシート、もしくは布マスカ?
- 雑巾(掃除用にあると便利)
1. 塗装の準備
ホコリやゴミを拭き取って、取手など簡単に外せるものは外しておきます。油汚れなど、特に汚れがひどい場合は中性洗剤などでしっかりと掃除してください。
2. ペインタブルテープを貼る
扉にペインタブルテープを貼っていきます。貼るときはヘラを使ってテープと扉をしっかりと密着させます。
必ずテープの端と端を1〜2cm重ねて隙間がないように貼ってください。テープの薄さは約0.1mmなので、重ねて貼っても段差は目立ちにくいです。
扉全面に貼るとこんな感じになります。リメイクシートと違って、後から塗装するのでまっすぐ貼れなくても大丈夫です。所々つぎはぎになっても問題ありません。
3. 床を覆う
塗料が床に付かないように、ビニールシートを敷いたり、マスカー等で保護します。マスカ?を使う場合はずれてこないように、ビニールの端にマスキングテープを貼り付けてしっかり留めます。
4. 塗料の準備
缶を開けるときは、ヘラやマイナスドライバー等を使い、缶を回しながら少しずつフタをこじ開けます。ポリ容器を開ける場合は、フタのフチの部分を全てめくり上げて開けます。
フタを開けたら中の塗料をよくかき混ぜ、塗りやすいように別容器に移します。少し塗ってみて塗りにくい場合は、塗料に対して5〜10%の水でうすめ、さらによくかき混ぜます。
5. 色を塗る(1回目の塗装)
好きな色の内部用水性塗料を塗ります。
まずは、刷毛を使って細かい部分を塗っておきます。
続いて、広い面をローラーで塗っていきます。
1回目の塗装ではムラを気にせず薄く塗りひろげていき、全体が塗れたら乾かします。乾燥の目安は触っても手に塗料が付かない程度です。
6. 色を重ね塗り(2回目の塗装)
1回目の塗装の薄い部分やムラになっている部分を中心にていねいに塗り重ねます。
色のムラや透けが気になる場合は、2回以上「塗る→乾かす」を繰り返します。
7. いらない部分を切り取る
塗料が完全に乾いたのが確認出来たら余分なところをカッターで切り取ります。ヘラをガイドにするとまっすぐ切りやすいです。
完成 シックで高級感のある収納扉になりました
使用した色:タカラ塗料オリジナルカラー「ファニチャーブラウン」
部屋の壁がくすんだピンクベージュ色なので、アクセントになるようにキッチンの収納扉は濃いブラウンにしました。キッチンの収納扉の色が変わるだけでも、部屋全体に統一感が生まれて印象が良くなりますよ。
タカラ塗料では、ペイントで中古住宅をリノベーションする古家再生に取り組んでいます。こちらの壁紙の塗装レポートをブログで紹介していますので、ぜひご覧ください。