壁紙の上から塗れる塗料を使えば自分で簡単に塗れます
「掃除しても取れない壁紙の汚れが気になる」
「壁紙を貼り替えるのは大変そう・・・」
「おしゃれなお店、お家を作りたい」
そんな時は塗料(ペンキ)を使って壁紙・クロスを塗りかえてみませんか?
上から塗るだけで簡単に、古い壁紙でもきれいになります。壁紙を貼り換えた時のように、大量のゴミが出るなんてこともありません。臭いの少ない水性塗料を使うので、DIY初心者の方にもおすすめです。
アクセントカラーになるよう1面塗っただけでも、お部屋の雰囲気が一気におしゃれになります。休みの日にささっとできるのでぜひ挑戦してみてください。
水性塗料で壁紙・クロスをおしゃれなマットカラーに塗る方法
塗装の準備
換気を良くして、汚れても良い服装で作業します。壁に汚れやホコリがある場合は、きれいに取り除きます。シールやステッカーなどが貼ってある場合はカッターを使って剥がします。
塗らない部分を養生する
塗らないところをマスキングテープなどで保護します。この作業を「養生(ようじょう)」といいます。
角や隅は、しっかりと貼ります。四隅など、フチに合わせて余分なマスキングテープはカッターで切ります。
コンセント等の細かい部分も塗料が染み込まないようにしっかりと養生します。広くマスキングテープを貼った後、不要な部分をカッターで切り取ると簡単に養生できます。外せるパーツは取ってしまうのも1つの手です。
ドアや窓、家具等の広い範囲を覆う時は、ビニールとテープが一緒になった「布マスカー」を使うと便利です。マスカーはマスキングテープの上から貼ります。床に敷いた布マスカーはズレやすいので、ビニールの端にマスキングテープを貼り付けてしっかり留めます。
壁紙の状態にあわせて下準備
壁紙の状態に合わせて以下の作業をします。当てはまらない場合はここはスキップします。
壁紙が破れていたりめくれている場合 (クリックして確認)
ご家庭にあるスティックのりであらかじめ貼り合わせておきます。
ヒビや穴が目立つ場合、凹凸した壁の際を塗る場合 (クリックして確認)
ヒビや穴が目立っていたり、隙間が開いている場合は市販のコーキング剤で埋めます。隙間に沿ってコーキング剤を出した後、指やヘラで平らになるように伸ばします。
コーキング剤は「変性シリコン」か「アクリルシリコン」を使用してください。
※水性塗料が上塗り可能かご確認ください。
また、凸凹した壁の際を塗る時には、コーキング剤をマスキングテープの上から塗っておきます。
こうすることで、塗料がしみ込まず境目のラインがきれいに仕上がります。
劣化している、ヤニやアク汚れがある、および紙クロスを塗る場合 (クリックして確認)
「壁紙が劣化している」「タバコのヤニやアク等の汚れが目立つ」「紙クロスを塗る」といった場合は、含浸シーラーを下塗りします。
仕上がりの色に汚れの色が上がってくるのを防ぐため、また劣化した表面を固めて塗料をしっかりとひっつける役割もあります。
含浸シーラーをよくかき混ぜ別容器に移し、垂れないように少しずつ刷毛やローラーで塗り広げます。全体にしっかり塗り終わったら2時間程度乾かします。
※含浸シーラーを塗る時に使った塗装道具を、色を塗る時にそのまま使用しないでください。水でよく洗ってから使用するか、色を塗る用の塗装道具を別で用意してください。
※必要な方は<下塗り付き>のセットをお選びください。
色を塗る(1回目の塗装)
缶を開けるときは、ヘラやマイナスドライバー等を使い、缶を回しながら少しずつフタをこじ開けます。ポリ容器を開ける場合は、フタのフチの部分を全てめくり上げて開けます。
フタを開けたら中の塗料をよくかき混ぜ、塗りやすいように別容器に移します。少し塗ってみて塗りにくい場合は、塗料に対して5〜10%の水でうすめ、さらによくかき混ぜます。
まずは、刷毛を使って細かい部分を塗ります。続いて、広い面をローラーで塗っていきます。1回目の塗装ではムラを気にせず薄く塗りひろげていき、全体が塗れたら乾かします。乾燥の目安は触っても手に塗料が付かない程度です。
色を重ね塗りする(2回目以降の塗装)
1回目の塗装の薄い部分やムラになっている部分を中心にていねいに塗り重ねます。
透けやムラが残る場合は2回以上塗り重ねます。特に白っぽい色や黄色、赤系色は透けやすいので、塗り重ねの回数が多くなりやすいです。重ね塗りの間は、都度しっかり乾燥させるときれいに仕上がります。
養生をはがす
塗料が乾ききる前にマスキングテープをはがします。はがしづらい時は、カッターで切り目を入れます。
もし、塗り残しや塗料がはみ出た所があれば修正します。細かい所の修正には小筆があると便利です。塗りたくない部分に塗料がついてしまった場合は、水拭きですぐにふき取ります。
完成 壁紙がきれいな色になりました
塗った色:TAKARATORYOオリジナルカラー「
ウィンターグリーン」
お好きなインテリアとコーディネートをして完成です。また色を変えたくなったときは、上から塗りかえるだけでOK。お部屋の模様替えのように、これからも壁の塗りかえを楽しみましょう。
壁紙を塗った方からの感想
東京都 M様
数10年張り替えもせず、黒ずんで汚くなっていた実家の壁を何とかしたいと思って塗りました。すごく綺麗になって満足です。淡いピンクベージュなので、おしゃれで可愛らしい雰囲気にもなりました。塗るのを手伝ってくれた友人からは「塗るの面白い!楽しい!全然臭くない!」「自分の家も塗りたい」と言ってもらえました。
塗った色:TAKARATORYOオリジナルカラー「
ピーチベージュ」
大阪府 H様
中古物件に引っ越してきたのですが、前の住人が貼っていった脱衣所の壁紙の柄が気に入らず...。好きな色でセルフリノベーションしました。養生から塗り終わりまで全部で3時間もかかりませんでした。 壁1面だけでもアクセントになって気に入ってます。
塗った色:TAKARATORYOオリジナルカラー「
ウルフグレー」
大阪府 S様
色褪せてきた壁紙を自分の好きな色にしたかったので塗装しました。一人で作業をしたのでかなり時間はかかってしまいましたが、大きな苦労もなく楽しく塗装でき、仕上りはとても満足のいくできになりました。
塗った色:TAKARATORYOオリジナルカラー「
スターリーナイト」(ドアは「
オイスターホワイト」)
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