塗り方・塗装DIY事例から塗料を選べるサイト

9ミリのベニヤ板と35ミリ角の角材を組み合わせてスツールを組み立てました。構造が弱いと板と板がずれたりしてひび割れの原因となるのでビスをしっかり打ち込んで頑丈にしました。また、やすりがけをして角を落としました。

ねじの穴や木の継ぎ目、凹凸が気になる部分等をパテで埋めます。

木から浮いてくるアクを抑える効果のある含浸シーラーを下塗りします。

含浸シーラーが乾いたら、密着を良くするためにモルクラフト専用プライマーを下塗りします。

専用プライマーが乾いたら、モルクラフト専用ベースをコテ塗りします。継ぎ目のない天板などを塗るときはベースはいらないのですが、今回のようにベニヤ板を組み合わせて作った場合は、ひび割れのを防ぐために板の継ぎ目にメッシュテープを埋め込みます。

角の出角（デズミ）用のコテもあります。これを使うと角の処理がとても楽です。凹凸が出来てしまったり、毛羽立ちが気になる場合は、乾燥後にやすりがけをすることで整えられます。

ベースが固まったら、いよいよモルクラフトの主材を塗ります。1回塗り目は薄く塗って柄を付ける目的があります。コテの動かし方で雰囲気が変わってきます。円を描くように柄をつけると柔らかい印象になります。

主材1回目が塗り終わった様子がこちら。ちょっとけば立ちがあったので、乾燥後にやすりがけをして平らにしました。こうやって簡単に修正ができる点が、コテDIY初心者の方にも安心だなと思います。

2回目の主材を塗っていきます。イメージは凹凸を埋めながら平らに塗りつけていくイメージです。塗りつけたらいったん10〜15分ほど乾かします。

乾燥後ステンレス製のコテで磨くと黒い模様が出てきます。コテの動かし方によって、模様は自在に変わります。ですが肩ひじは張らずに、色んな動かし方を試しながら好みの模様をつけていくのがコテ塗りを楽しむポイントです。塗り終わったら、しっかりと乾燥させます。

モルクラフト専用トップコートを塗る前に、地面に接するところが水平になってほしいので、はみ出したモルクラフトを紙やすりでこすって平らにしました。

専用トップコートを2回塗り重ねます。表面の細かな穴の中までコテで押し込むように1回目を塗って乾かしてから、また2回目を塗ります。ちなみに、2回目を塗る前に全体にやすりがけを行うと、より表面がなめらかになります。

24時間しっかり乾かしたら完成です。