あこがれのモルタルテーブル天板をDIYした事例



水や汚れに強いおしゃれなモルタル天板をDIY

ビフォアーの画像
アフターのの画像

タカラ塗料店舗内を施工しました

長年使用していた休憩室の机。傷や汚れが気になる状態だったので、思い切って左官材仕上げする方法でおしゃれにイメージチェンジしました。

挑戦したのはコテを初めて持ったDIY初心者のスタッフでしたが、まるで岩を切り出して作ったかのようなかっこいい天板に仕上がりました。他のスタッフからも「おしゃれなカフェのテーブルみたい!」「昼ごはんのお弁当が一気におしゃれで高級に見える!」と大変驚かれました。

モルクラフトを使った天板DIYは「有名なモールテックステーブルの様な左官仕上げに憧れるが、値段が高すぎて躊躇している」という方や、「重量感のある家具のインテリアにしたいけど、耐震面や運搬面で不安がある」という方にぴったりだと思います。

使用した商品

マイクロセメント「モルクラフト

モルクラフトで木製の天板を塗る様子をご紹介

モルクラフトを塗る天板を作成する様子

モルクラフトはごく普通のダイニングテーブル等の上に直接施工可能です。

ただ、今回は折り畳み式テーブルを一枚板に変えたかったので、机の上に被せる天板を作り、モルクラフトを塗りました。
※ちなみに、テーブルはIKEA(イケア)NORDENシリーズのゲートレッグテーブルです。

床や家具を養生する様子

やすりがけの作業をする際にかなり粉が飛ぶので、周囲の床や家具等の汚したくない場所を覆います。

木材のビス穴をパテで埋める様子

組み立ての際にできたビス穴の凹みをパテで埋めておきます。パテが乾いたら、紙やすりを使って表面を平らにします。

含浸シーラーを木の板に塗る様子

べニヤ合板等の木材にモルクラフトを塗る時は、事前に含浸シーラーを下塗りして木のアク止めをする必要があります。全体に塗れたらしっかり乾かします。

タカラ塗料マイクロセメント「モルクラフト」の専用プライマーを塗る様子

続けて、専用プライマーを塗ります。必ず決められた割合でうすめて、よくかき混ぜてから使います。ローラーを使って塗り広げ、全体に塗れたらしっかり乾かします。

タカラ塗料マイクロセメント「モルクラフト」の専用ベースとメッシュを使ってを塗る様子

「木目を消したい」「継ぎ目が気になる」等の場合は、ベースを中塗りします。必ず決められた割合でうすめて、よくかき混ぜてから使います。

コテを使ってうすく均一に塗り広げます。均一にうすく塗るのがポイントで、厚さの目安は1mmです。専用ベースが塗れたらしっかり乾かします。

板のつなぎ目がある場合は、ひび割れを防ぐためメッシュテープを挟みこみます。この時、メッシュテープの網目が浮き上がらないように気をつけます。

タカラ塗料マイクロセメント「モルクラフト」の専用ベースをサンダーでやすりがけする様子

ベースがしっかり乾いたら、紙やすりやサンダーを使って表面を平らにします。特に、凹凸の目立つ垂直面は念入りにおこないました。やすりがけで出た粉が多く飛びますので、マスクや換気を忘れずに。

タカラ塗料マイクロセメント「モルクラフト」の主剤を塗りつける様子

いよいよモルクラフトの主剤を塗ります。色はタカラ塗料オリジナルのおしゃれな濃いグレーです。

1回塗り目は薄く塗って柄を付ける目的があります。コテの動かし方で雰囲気が変わってきます。円を描くように柄をつけると柔らかい印象になるそうです。

側面に塗る時は、角ばったコテが便利でした。全体に塗れたらしっかり乾かします。

カラ塗料マイクロセメント「モルクラフト」の主剤が乾いた後にサンダーでやすり掛けする様子

1回塗り目で凹凸をつけすぎると、2回塗り目に影響するので注意が必要なのですが、案の定凹凸をつけすぎてしまった感が...。でも、やすりがけすれば問題ありません。

こういったリカバリーが可能なところも、DIY初心者の方にとっては安心ですよね。

タカラ塗料マイクロセメント「モルクラフト」の主剤を重ね塗る様子

2回塗り目は、1回塗り目で出来た凹凸を埋めるようになだらかにするのが目的。やすりがけで削り過ぎたり、欠けてしまった部分には、刷毛やコテで主材を塗ってリカバリーしました。

タカラ塗料マイクロセメント「モルクラフト」をコテで磨く様子

ここからが、マイクロセメント「モルクラフト」のメインとなる工程です。少しだけ乾燥(10〜15分くらい)させてからきれいなコテを水平に当てて、コテ面全体を使って表面を平らにするように撫でて表面を磨きます。

この「少しだけ乾燥」は重要なポイントで、「表面に触れてしっとりした感触だけれど、手につかないくらい」が最適な状態です。

タカラ塗料マイクロセメント「モルクラフト」の仕上がり2種を比較

コテの動かし方によって、模様は自在に変わります。ですが肩ひじは張らずに、色んな動かし方を試しながら好みの模様をつけていくのがコテ塗りを楽しむポイントです。

コテで磨くと表面のキメが細かく詰まり、材料に含まれる雲母が角度によってキラキラと輝く美しい仕上がりになります。表面に光沢が出てくると思わず「おおっ!」と感動しました。

タカラ塗料マイクロセメント「モルクラフト」を乾かしている様子

塗り終わったら、しっかりと乾燥させます。早く完成させたい気持ちを押さえて、一晩置いてから次の工程を行いました。

タカラ塗料マイクロセメント「モルクラフト」専用トップを塗っている様子

専用トップを2回塗り重ねます。必ず決められた割合でうすめて、よくかき混ぜてから使います。

表面の細かな穴の中までコテで押し込むように1回目を塗って乾かしてから、また2回目を塗ります。ちなみに、2回目を塗る前に全体にやすりがけを行うと、より表面がなめらかになります。

24時間しっかり乾かすと、完全に表面が固まってベタつきもおさまります。

タカラ塗料マイクロセメント「モルクラフト」を塗装したテーブル

完成です!コテでつけたムラのある模様がおしゃれに仕上がりました。ひんやりとした石のような手触りです。

普通の木のテーブルとマイクロセメント「モルクラフト」を塗ったテーブルでかつ丼の見え方を比較

元のテーブルでの撮影と、モルクラフトで作ったテーブル天板での撮影の違いをご覧ください!
全く同じ場所と角度と照明の下で撮影したのに、ソースカツ丼が非常においしそうに見えるようになりました。うっすらと光沢のある仕上げのトップが光を反射させているからなのでしょうか。もちろん、画像は一切加工していません。これには驚きました。

詳しい塗り方はこちら

耐久性もばっちり!汚れや熱、水への耐性を実験してみました

赤ワインとコーヒーをモルクラフト施工面にこぼす実験

赤ワインとコーヒー

モルクラフト天板に赤ワインとコーヒーをこぼして放置。10分後に拭き取りました。色素沈着は目視では分かりませんでした。

沸騰したステンレス鍋をモルクラフト施工面に置く実験

沸騰したステンレス鍋

モルクラフト天板に沸騰したステンレス鍋を直接置き10分間放置。表面が溶けたり焼けたりを目視では分かりませんでした。

熱した油の入った鉄製中華鍋をモルクラフト施工面に置く実験

熱した油の入った鉄製中華鍋

モルクラフト天板に162℃に熱した油の入った鉄製中華鍋を直接置き一晩(8時間)放置。油染みや表面が溶けたり焼けたりを目視では分かりませんでした。

合板で作った木製の箱の内側にモルクラフトを塗り水を注ぐ実験

耐水性のテスト

合板で作った木製の箱の内側にモルクラフトを塗り水を注ぎました。水が染み出ることはありませんでした。モルクラフト天板に濡れたコップを置いた跡の拡大です。水は染み込まず玉のようになっています。拭き取れば元通りになりました。

事例と同じように天板を塗れるセットをお届け

初めてでも大丈夫!施工ガイドが付いたモルクラフト<木部施工用>セット

モルクラフトセットの画像

塗りたい天板の大きさに合わせて必要な量をお届け。3平米・6平米・12平米の3つのセットから選べます。

さらに、道具付きセットをお選びいただいた場合は、かくはん棒と手袋、さらに専用コテも併せてお届けします。

モルクラフトコテ

最適な硬さとゆるやかなカーブのあるステンレスブレードに、握りやすいグリップ。本場イタリアCOME社製ステンレス左官コテは、モルクラフトの仕上げに必要な「表面を磨いて美しい模様をつける作業」に最適です。

こんな時は下地処理が必要です

施工する物 必要な下地材料
ベニヤ、MDF、一枚物の木製天板 ・接続箇所があればメッシュ+パテ処理
・含浸シーラー
・モルクラフト専用プライマー
・モルクラフト専用ベース
既存のテーブル(木製素材) ・モルクラフト専用プライマー

詳しいセット内容

セット名 内容詳細
道具付きセット/3平米 専用プライマー 90g + 専用ベース 3kg + 主材3kg + 専用トップコート 2液タイプ(A剤440g+B剤84g) + 専用コテ + かくはん棒 + 手袋 + モルクラフト施工ガイド
道具付きセット/6平米 専用プライマー 90g×2 + 専用ベース 3kg×2 + 主材3kg×2 + 専用トップコート 2液タイプ(A剤440g+B剤84g)×2 + 専用コテ + かくはん棒 + 手袋 + モルクラフト施工ガイド
道具付きセット/12平米 専用プライマー 90g×4 + 専用ベース 3kg×4 + 主材3kg×4 + 専用トップコート 2液タイプ(A剤440g+B剤84g)×4 + 専用コテ + かくはん棒 + 手袋 + モルクラフト施工ガイド
道具付きセット(ベース不要)/3平米 専用プライマー 90g + 主材3kg + 専用トップコート 2液タイプ(A剤440g+B剤84g) + 専用コテ + かくはん棒 + 手袋 + モルクラフト施工ガイド
道具付きセット(ベース不要)/6平米 専用プライマー 90g×2 + 主材3kg×2 + 専用トップコート 2液タイプ(A剤440g+B剤84g)×2 + 専用コテ + かくはん棒 + 手袋 + モルクラフト施工ガイド
道具付きセット(ベース不要)/12平米 専用プライマー 90g×4 + 主材3kg×4 + 専用トップコート 2液タイプ(A剤440g+B剤84g)×4 + 専用コテ + かくはん棒 + 手袋 + モルクラフト施工ガイド
セット名 内容詳細
塗材のみセット/3平米 専用プライマー 90g + 専用ベース 3kg + 主材3kg + 専用トップコート 2液タイプ(A剤440g+B剤84g) + モルクラフト施工ガイド
塗材のみセット/6平米 専用プライマー 90g×2 + 専用ベース 3kg×2 + 主材3kg×2 + 専用トップコート 2液タイプ(A剤440g+B剤84g)×2 + モルクラフト施工ガイド
塗材のみセット/12平米 専用プライマー 90g×4 + 専用ベース 3kg×4 + 主材3kg×4 + 専用トップコート 2液タイプ(A剤440g+B剤84g)×4 + モルクラフト施工ガイド
塗材のみセット(ベース不要)/3平米 専用プライマー 90g + 主材3kg + 専用トップコート 2液タイプ(A剤440g+B剤84g) + モルクラフト施工ガイド
塗材のみセット(ベース不要)/6平米 専用プライマー 90g×2 + 主材3kg×2 + 専用トップコート 2液タイプ(A剤440g+B剤84g)×2 + モルクラフト施工ガイド
塗材のみセット(ベース不要)/12平米 専用プライマー 90g×4 + 主材3kg×4 + 専用トップコート 2液タイプ(A剤440g+B剤84g)×4 + モルクラフト施工ガイド
※表はスクロールできます。

平米の計算の仕方 (クリックして確認)

はばの長さ × おくゆきの長さ = 平米(m²)
表示画像での大きさの天板を塗る場合、 1.6m×0.8m=1.28m²なので
3平米セットをお選びいただくのがベストです。

Q&A

Q1.初心者でもモルクラフトを施工できますか?
A.モルクラフトは、特別な専用工具が不要で、講習会に参加しなくても施工が可能です。施工手順と乾燥時間を正しく守れば、初心者の方でも満足のいく仕上がりが得られます。なお、本番の施工前に板などで練習することをおすすめします。
Q2.木製以外のテーブルの上からモルクラフトを施工できますか?
A.施工できます。ステンレス製のシンクのような金属面や人造大理石のキッチンワークトップ、タイル(釉薬・磁器)、樹脂系素材のテーブルや棚などに施工したい場合は、モルクラフト(金属面施工用)をご使用ください。
【専用強力プライマー】がセットになった「モルクラフト(金属面施工用)」はこちら>>
Q3.モルクラフトの他の色はありますか?
色は日塗工番号でのご指定が可能です。
なお、色によって金額の違いや再現の難しい場合がございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
「モルクラフト カラーオーダー」こちらよりお問い合わせください>>

買い合わせおすすめ商品

含浸シーラー
含浸シーラー

べニヤ合板等の木材を塗る時に必要です。木のアクによる悪影響を防ぎます。
商品ページはこちら>>

ローラーセット/カバー
ローラーセット/カバー

含浸シーラー、専用プライマーおよびトップコートの塗装に。短毛ローラーをお選びください。
商品ページはこちら>>

パテ
パテ

ビス穴等の凹みを埋めてフラットな表面にできます。
商品ページはこちら>>

マスキングテープ
マスキングテープ

細かい部分の養生に。
商品ページはこちら>>

布マスカー
布マスカー

広い範囲の養生に。
商品ページはこちら>>

使用上の注意

お手入れについて
  • 普段は乾いた布か固く絞った布で軽く拭く程度で十分です。
  • 油汚れが付いた際には中性洗剤を浸した布で軽くこすり、水拭きをして最後に乾拭きをします。
  • トップコートはメンテナンス無しでも長期にわたる耐久性を有しておりますが、使用箇所や使用頻度など状況により表面の劣化(防水効果の劣化)が起こる場合がございます。その際はサンドペーパー等で古いトップコート層を除去し再塗布する事により効果がよみがえります。
施工上の注意
  • 施工手順、乾燥時間をしっかり守ってください。
  • 施工(乾燥時間を含む)は5℃以上、35℃以下の環境で行ってください。特に5℃以下の環境下で乾燥させてしまうと、白化の現象が起こる場合がございます。寒い時期の屋外施工を避けてください。
  • 施工(乾燥時間を含む)の際は、ホコリなどが付着しないようご注意ください。
  • 各工程でサンドペーパーを使ってやすりがけをする際、やすりがけをしている箇所としていない箇所で色の差が生じる場合がございます。やすりがけを行う際は、全体をぼかすように行うことで美しく自然な仕上がりになります。
  • 一人で広い面積を塗るのは、施工途中で乾燥してしまうため初心者には難しく注意が必要です。小さな板などで練習をしてから施工してください。

Let's paint!
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選ぶオプションによって値段が異なります。ご購入の際は以下の値段表をご確認の上、カートに商品を追加してください

※表はスクロールできます


販売価格(税込) 31,700円〜
型番 モルクラフト<木部施工>セット

 3平米6平米12平米
塗材のみセット
塗材のみセット(ベース不要)
道具付きセット
道具付きセット(ベース不要)
塗りたい面積
内容






塗りたい面積
内容
 3平米6平米12平米
塗材のみセット
塗材のみセット(ベース不要)
道具付きセット
道具付きセット(ベース不要)


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使いやすい刷毛・ローラーなど道具一覧
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〒557-0063
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TEL:06-6659-2321(平日10〜17時)
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