巾木は原状回復できるように自分で塗りかえられます
「インテリアに合わない木目調の巾木を白くしたい」や「巾木の汚れがなかなか取れない」など巾木についてお悩みではないですか?最近では、リメイクシートを使った巾木DIYも流行っていますが、シートをまっすぐ綺麗に貼るのが意外と難しくて諦めてしまったり、ピッタリ色が見つからず妥協したという方も多いのではないでしょうか。
そんな時は、貼って塗ってはがせるペインタブルテープを使って好きな色に塗りかえましょう。簡単に貼れる幅の広いマスキングテープで、上から水性塗料(水性ペンキ)を塗って好きな色に変えられます。塗料が下に染みることは無いので、テープはがせばまた元通りにできます。「持ち家だから原状回復の必要はないけど、いきなり塗るのは不安…」「巾木の素材が分からないから下地処理のやり方が分からない」という方にもおすすめです。
水性塗料とペインタブルテープで巾木をおしゃれなマットカラーに塗る方法
塗装の準備
換気を良くして、汚れても良い服装で作業します。巾木に付いたホコリや汚れはきれいに取り除きます。
ペインタブルテープを貼る
ゆっくりとテープを伸ばして、巾木に貼っていきます。上から塗れば目立たなくなるので、まっすぐ貼れていなくても継ぎはぎになっても問題ありません。テープの端を重ねるときは、1cm以上重ねて隙間が無いようにします。
ヘラを使いながら空気が入らないようにテープと巾木を密着させます。壁と巾木の境目にヘラを当て、しっかりと角を出し密着させるのがポイントです。
壁と床にも塗料が付かないように、ペインタブルテープを貼り足して保護します。こちらも、テープの端と端は必ず1cm以上重ねて隙間がないようにします。
色を塗る(1回目の塗装)
フタを開けたら中の塗料をよくかき混ぜ、塗りやすいように別容器に移します。少し塗ってみて塗りにくい場合は、塗料に対して5〜10%の水でうすめ、さらによくかき混ぜます。
刷毛を使って巾木を塗ります。1回目の塗装ではムラを気にせず薄く塗りひろげていき、全体が塗れたら乾かします。乾燥の目安は触っても手に塗料が付かない程度です。
色を重ね塗りする(2回目以降の塗装)
1回目の塗装の薄い部分やムラになっている部分を中心にていねいに塗り重ねます。
透けやムラが残る場合は2回以上塗り重ねます。特に白っぽい色や黄色、赤系色は透けやすいので、塗り重ねの回数が多くなりやすいです。重ね塗りの間は、都度しっかり乾燥させるときれいに仕上がります。
養生をはがす
塗料が完全に乾いたのが確認出来たら余分なところをカッターで切り取ります。ヘラをガイドにするとまっすぐ切ることができます。
完成 汚れていた巾木がキレイになりました
塗った色:TAKARATORYOオリジナルカラー「
オイスターホワイト」
ただの真っ白ではないおしゃれなマットカラーが壁や床の色と上手くなじんで、おしゃれに仕上がっています。巾木の色が変わるとお部屋にいい具合のアクセントが生まれます。また色を変えたくなったときは、上から塗りかえるだけでOK。さらに、退去する時や、やっぱり元の巾木の色の方がよかったという時は、テープごと剥がすだけで元通りにできます。マスキングテープなので巾木を傷つける心配はありません。お部屋の模様替えのように、これからも巾木の塗りかえを楽しみましょう。